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職務充実とは?部下のモチベーション管理に欠かせない用語を解説!

管理者側が部下に対しどのような業務の与え方を行って人材の育成に取り組んでいるかは、人材育成の場において重要となってきます。そこで活用できるのが「職務充実」「職務拡大」です。今回は「職務充実」について詳しく見ていきます。

職務充実とは

「職務充実」とは、担当する業務の内容を質的に高くし、より高度化していくことを言います。権限や責任の範囲を拡大することによって、業務に関する裁量の幅を広げ、モチベーションの向上につなげることができます。

例を挙げると、目標管理制度を行うことで、担当する業務においての目標や進め方などを社員ごとに決定させることができます。

職務拡大との違い

「職務拡大」とは、社員が担当する業務を新たに追加し、職務の範囲を拡大するということを言います。このように「職務拡大」は、担当する業務の幅を広げる「水平的な拡大」であり「職務充実」とは、業務に関する責任や権限を広げる「垂直的な拡大」と捉えることができます。両者ともに、社員の職務を見直す際に重要な方法となります。

職務充実の具体例

例えば、単純労働を行っているパートタイマーが増え、総勢で10人以上になったので、正社員に業務の管理を行うようになったとします。しかし、正社員はその作業を毎日行っているわけではないので、例外処理やミスへの対応の業務についてはよくわからず、パートタイマーへの的確な指示が中途半端になってしまいます。一方で業務に慣れているパートタイマーは、正社員の対応のもたつきに不満を持ってしまい、モチベーションが低下してしまう可能性があります。

このような場合に、パートタイマーの中から適切な人材を選び出してリーダーを決め、その人に例外処理の判断やミスへの対応業務を担当してもらいます。すると、仕事の処理が滞りなく行われ、パートタイマーのモチベーションの向上にもつながります。
 これは、単純労働に管理の要素を加えることで、担当する業務の内容を質的に高めるという点で、職務充実の具体例にあてはまります。こうすることで、パートタイマーのリーダーとなった人の管理業務におけるスキルが形成されることに加えて、本人だけでなく、パートタイマー全体のモチベーションも向上します。また、正社員にとっても、それに関わらなくてよくなるため、効率的な業務を行えるようになります。パートタイマーのリーダーになった人にリーダー手当等を支給すれば、「我々でも頑張っているとそれなりの給与になっていくのだ」と励みにもなります。

意味を理解し、モチベーション向上に役立てましょう

「職務充実」と「職務拡大」は、一見同じようなものと捉えられがちですが、それぞれの意味や重要性を理解し、工夫を凝らして活用することによって、より効率的に業務が進むようになります。

それぞれの意味を適切に理解し、従業員のモチベーション向上につなげましょう。