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組織開発コンサルティングとは?依頼するメリットや選定ポイントを解説

組織開発コンサルティングとは?

組織開発を行おうとすると、どこから始めたらいいのか迷ってしまうと思います。その時には組織開発コンサルティング会社に依頼すると良いでしょう。外部のコンサルに依頼することで自社の見えなかった課題特定ができ、効果的に行う事が可能です。今回は組織開発コンサルティングについて、メリットと選ぶ際の注意点と併せて説明します。

組織開発とは

従業員投資の関係性や相互作用により組織をより良い方向に変化させていく事です。従業員同士の人間関係にメスを入れることで組織を活性化させ、1人1人のパフォーマンスを向上を目指します。終身雇用から成果主義へ変化したことや様々な働き方の選択が可能になったことにより、従業員の関係性も変化し、企業が成果を上げていくには、従業員や部署との関係性を変化させていく必要になったからです。

⇒組織開発について詳しく知りたい方はこちら

組織開発コンサルティングを依頼する理由

従業員同士や職場の雰囲気を変化させていくには、その中の当事者だけで進めていくと壁にぶち当たってしまいます。外部の専門家に依頼することで、当事者間では気づかなかった課題や問題点を発見することができ、それに対する客観的な対応が可能になります。

自社で行うのが難しいわけ

そのほかにも組織開発は外部に依頼した方が良い場合があります。そのわけを以下で説明します。

多様なモデル

組織にも様々な種類の構造があります。機能別組織や、カンパニー制、プロジェクト組織、マトリクス組織などいろんな形態があります。組織開発においてはその構造の特徴を熟知したうえで解決策を編み出せるのは専門家でないと難しいケースが多いです。

多様なフレームワーク

取り組む際のフレームワークにも様々な種類があります。ミッション・ビジョン・バリュー、タックマンモデル、コーチング、アプリシエイティブインクワイアリーといったフレームワークがあり、その中で一番適した方法を選ぶのは専門家の方が優れています。

求められるスキル

改革時に、介入者には高い能力が必要とされます。空気を読んで従業員の特性を見抜いたり、関係性に気づく能力は、簡単には身につかない高度な能力であるため、専門家として改革を行っている外部のコンサルタントに依頼した方がスムーズに進みます。

成果がわかりづらい

組織開発の成果は営業目標などといったわかりやすいものに比べて判断が見えづらいものです。自社で行うと何となく終わることになり、どのような効果が出たかわかりづらくなってしまします。専門家に依頼することで、明確な目標の設定から効果、改善の対策まで任せることが可能なため、判断しやすくなります。

組織開発コンサルティングに依頼できる内容

では組織開発コンサルティングには具体的にどのようなことを依頼できるのでしょうか。

人間関係・コミュニケーション・組織風土の課題

職場の人間関係や雰囲気、コミュニケーションがきちんととれているかといった問題はなかなか表に出にくいですが、対策を立てないと問題が大きくなった時に取り返しがつかないことになります。少しでも懸念する場合は早めに依頼・対策を立てておくことで重症化せずに済みます。

研修・ワークショップ依頼

社内風土の改善やコミュニケーション活性化を図るための研修も対応することができます。社内で実施するより効率的に行えますので、時間や費用も短縮することができ、研修を行った効果の測定もできるため、成果の確認もできるようになります。

組織開発の定着支援

一回だけやって終わりというのではなく、定期的に行い改善を続けていく必要があります。そのため、組織開発が習慣化させるようなサポートも必要になります。組織開発コンサル会社に依頼することで長期的な伴走者となってくれます。

コンサル会社選定する時の注意点

外部の専門家に依頼する際に、企業の課題にマッチした所を選定する必要があります。

組織に合ったノウハウの所有

企業によって組織開発にまつわる課題は異なります。専門家の中でも得意とする問題解決は異なります。自社にマッチした所でないと思う結果が得られなくなってしまう恐れがあります。自社が抱えている課題と、専門家が得意とするジャンルに合ったところを依頼しましょう。

実績

今まで請け負ってきた企業の大きさではなく、過去の実績の具体的なところを確認するようにしましょう。どのような課題をどういった指標で測定し、効果がどのようなのもであったかをきちんと調べることが必要です。

長期的サポートがあるか

組織開発は長い期間定期的に改善を図っていく必要があります。最終的に習慣化するところまで持っていきたいので、長期的サポートをしてくれるところを選ぶと良いでしょう。また、外部の環境や社会の変化に伴い、組織の在り方も変わっていく事があるため、それにも対応できるような専門家を選ぶことが大事です。

まとめ

組織開発は自社の人間では課題解決が難しい分野になります。外部のコンサル会社などの専門家に依頼することで、解決でき、組織をより活性化する事が可能です。長期的な改革を行う際にはうまく活用すると良いでしょう。