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自己顕示欲が強い人の特徴とは?接し方についても解説!

自己顕示欲

自己顕示欲が強い人と一緒の時間を過ごす機会は誰でもあり、具体的な特徴について把握しておくのは大切です。

また、自分ではあまり気づいていなくても、周りからは自己顕示欲が強いと思われている可能性も考えられます。

今回は特徴に加えて接し方についても解説するので、気になる方は参考にしてみてください。

自己顕示欲とは

自己顕示欲は簡単にいうと周りから認められたいとの欲求で、自分自身でコントロールできるなら向上心やモチベーションにもつながります。

すべての人は自己顕示欲を持っているのは自然な一方、コントロールできないと周りから避けられてしまう原因です。

類義語との違い

類義語として承認欲求や自意識過剰が挙げられ、それぞれとの違いについて理解している方は多くありません。

大きな枠組みで見ると同じような内容であっても、細かい部分まで見ると違う部分も存在しています。

自己顕示欲と承認欲求の違い

それぞれ自己顕示欲と承認欲求は基本的な部分で考えると同じですが、両者の違いとして挙げられるのは能動的か受動的かです。

自己顕示欲は自分自身を認めて欲しいとの気持ちからの能動的に行動するので、仕事なら営業成績を残して高く評価されたり、プライベートでも周りが求めている役割をこなしたりします。

一方で承認欲求は誰かに認められたい欲求で受動的になる傾向にあり、なにか行動を起こすよりも自然と周りが認めてくれるのを待つのが特徴です。

自意識過剰の違い

自意識過剰は自分自身が周りからどのような評価をされているか、嫌われたり避けられたりしていないかが気になる状態です。

自信を持ちきれずに本当なら自分には関係ない話をされていても、自分のことを話されていると感じて身体的にも精神的にも負担がかかります。

解消するためには自信を持って行動できるようになったり、周りからの意見を気にせずに生活できたりするのが重要です。

自己顕示欲が強くなる理由

自己顕示欲が強くなる理由は人によってさまざまですが、代表的な理由として以下の4点が挙げられます。

  • 自分に自信がない
  • 育ちのなかでの愛情不足
  • 仕事、プライベートが順調ではない
  • 現実と理想との間にギャップがある

理由の中には自分自身で気づけているものもあれば、無意識のうちに影響されているものまで幅広いです。

それぞれの理由について解説するので、気になる方は参考にしてみてください。

自分に自信がない

自分に自信がない状態は周りから認められたいとの欲求が強くなるため、アピールするために自己顕示欲が強く表れる傾向にあります。

自信のなさは「周囲からの評価が低い」「会社で必要な人材だと思われている」などを感じて、コンプレックスが強いケースは少なくありません。

育ちのなかでの愛情不足

子どもから大人に成長していく段階で褒められたり、気に掛けられたりする機会が少ない自己評価が高まらないことが多いです。

育ちのなかで子ども時代に親や周囲からの愛情不足の場合、大人になってからも周りからの評価を求めた結果として自己顕示欲が強くなると考えられます。

大人になって子ども時代の愛情不足を解消したいと感じて、周りに対して優秀な自分をアピールする方は多いでしょう。

仕事、プライベートが順調でない

仕事、プライベートが順調でないと現状になかなか満足できずに、「自分の能力ならもっと認められるべき」「もっと充実した生活を送りたい」と感じることも多いです。

結果として「会社で自分がどのように思われているか気になる」「異性の前では恰好いいアピールをしたい」との行動に現れます。

毎日の生活が充実していると現状以上を求めないため、等身大の自分を認められるでしょう。

現実と理想との間にギャップがある

仕事やプライベートを始めとして誰しも理想を持っているのは当然ですが、現実と理想との間にギャップがあると自己顕示欲は高まります。

理想が高い人の特徴として背景に強いコンプレックスを持っているケースが挙げられ、現実と理想とのギャップを満たすために行動を起こすといえるでしょう。

これらは自己顕示欲を強める原因として多く、満たせていない状態が長引くと理想もさらに高くなる傾向にあります。

自己顕示欲が強い人の特徴

特徴はある程度共通しているため、それぞれの項目に当てはまっているかどうかが判断材料になるでしょう。

具体的な特徴としては、以下の11つが挙げられます。

  • 承認欲求が強い
  • 相手を否定する
  • 自分の話ばかりする
  • 自慢話やマウンティングをする
  • 嘘、偽りが多い
  • 他人の評価を気にする
  • 協調性がない
  • 負けず嫌い
  • 服装など見た目が派手
  • 数に執着する
  • SNSに更新頻度が高い

注意点としてはすべての特徴を持っている人もいれば、この中から数個程度の特徴を持っている人もいる点です。

当てはまっている項目が多かったり、それぞれの項目ごとの欲求の強さも関係しています。

普段から接している人がどうかを判断する際には、参考にしてみてください。

承認欲求が強い

自己顕示欲と承認欲求はセットのように存在していることも多く、両方を満たしたいと考えている方も少なくありません。

細かい部分まで見ていくとそれぞれの欲求は異なっていますが、基本的には周りから自分を認めてもらいたいとの欲求です。

ありのままの自分を認めて欲しいと考えながらも、自らアピールするのを同時におこなう傾向があります。

相手を否定する

自分が相手よりも優れていると考えていたり、優位に立とうとしたりすると相手の話に対して否定から入るケースが多いです。

例えば自分が話そうとすると「考え方が間違っている」「そうじゃない」と頭ごなしに判断して、意見や感想を受け止めてくれません。

本来なら正しいことを伝えていても、相手が優位性を保つために否定してきます。

自分の話ばかりする

自分の話ばかりをしてアピールしてくれる場合も自己顕示欲が強く、相手から褒められたいとの欲求が働いている可能性が高いです。

内容としても仕事で評価された話や海外旅行をしたなど世間一般的に褒められやすい内容であり、相手から「すごい」「なかなかできない」との返答を待っています。

コミュニケーションはお互いに話をしながら進めるのが基本ですが、自己顕示欲が強いと相手からの褒められるために話をするケースも少なくありません。

そのため、会社内でもコミュニケーションが取れない人物と認知されている人もいます。

自慢話やマウンティングをする

自慢話やマウンティングは相手に対して自分の方が優れているとアピールする方法であり、自己優位性を確立するためにおこなう人が多いです。

マウンティング内容としては人によってそれぞれですが、代表的な内容として学歴・人間関係・勤務先企業・年収などが挙げられます。

基本的には相手よりも優れている部分をアピールするため、学歴などで自己優位性を確保できないなら見た目などでマウンティングをするケースも少なくありません。

嘘、偽りが多い

自分自身を大きく見せたいとの思いから嘘、偽りも大きく、話を楽しませるためではなく本来の自分以上をアピールしたい際に使われます。

心理的には相手よりも自分が優れていると思われたい、過小評価をされたくないとの気持ちがあるため、優れていると相手に評価させるのが目的です。

偽りの内容であっても高く評価されれば問題ないと感じているため、普段から何気なく嘘をついているケースも少なくありません。

他人の評価を気にする

自己顕示欲が強いと周りからどう見られているかが気になるので、過剰に他人の評価を気にする傾向が挙げられます。

多くの場合で自分自身に自信がなくて他人からの評価が気持ちの支えのケースが多く、否定的な意見が出ていると気分的にストレスを感じる人が多いです。

ストレスを感じている状況が続いていると相手に対して攻撃的になる人もいるため、意見を伝える際には注意が必要になります。

一時的でも評価が下がってしまうアドバイスも受け入れられません。

協調性がない

協調性がなくて社内やチームの雰囲気を悪くしてしまうことがあり、全体的な生産性が低くなる場合も挙げられます。

組織の雰囲気づくりには一人ひとりが行動方法や考え方について擦り合わせるのが重要なため、協調性がない人材がいるだけでも問題になるでしょう。

自分自身で協調性がないのに気づいていないと、どんどん生産性が低くなるので注意しなければいけません。

負けず嫌い

自己顕示欲の強さはプライドの高さにもつながるため、負けず嫌いで周りよりも劣っている状況が許せない人もいます。

負けず嫌いは仕事でもプライベートでも必要になる要素ですが、自分を高めて評価を上げるのではなく、相手の足を引っ張って評価を落とそうとするなら問題です。

常に1番の評価を受けていないと納得できないため、周りを認めずに敵対した行動をとってしまいます。

服装など見た目が派手

理由としては、派手な髪形や派手な服装で周囲から見てもらうのが狙いです。

一般的な服装をしていると周りに溶け込んでしまうことから、少しでも周囲からの注目を浴びるために派手な髪形や服装をします。

注目を浴びて自己顕示欲を満たそうと考えているケースがほとんどであり、制服やスーツでもアクセントをつけていることも多いです。

数に執着する

数に執着するのは客観的に見た際に優位性がわかりやすく、仕事の達成数や案件数を誇って話してきます。

自己顕示欲が強いと過剰にこだわって行動する傾向が強く、いい方向に働くと営業成績や生産性アップにもつながる一方、こだわりを持ちすぎると過剰なプレッシャーになる可能性も高いです。

近年ではSNSが普及している関係からフォロワーの数や反応の数に囚われるケースも多く、数が多い=優秀との考えを持っています。

SNSの更新頻度が高い

SNSは一人ひとりの考え方や自己発信ができるツールであるため、自己顕示欲を満たすためには効果的です。

また、ネットでのつながりを持っている人たちからは発信内容が本当か嘘かについて判断できないので、嘘をつきながら積極的に更新している人も珍しくありません。

SNSの更新頻度が高いと自分が注目されたいとの意識を強く持っているため、フォロワーの数やいいねの数をステータスと考えて、多ければ多いほど自己顕示欲を満たせます。

自己顕示欲が強い人への接し方

自己顕示欲が強い人と接しているとストレスや疲れを感じる方も少なくないので、適度な距離感で付き合ったり、接し方について理解しておくのが大切です。

接し方については以下の8点がおすすめであり、状況に合わせながら使い分けましょう。

  • 自己顕示欲について理解する
  • 話を聞く、褒める
  • 聞き流す、聴いているふりをする
  • 距離をとる
  • 頼る
  • ライバルにならないようにする
  • 反面教師にする
  • 場合によっては訂正する

それぞれのポイントについて解説するので、気になる方は参考にしてみてください。

自己顕示欲について理解する

自己顕示欲が強いのは決してマイナスの特性ではなく、人間性や特性について理解して接するといい方向に働く可能性も十分に考えられます。

原因は人によって違うといっても共通する点として、自分自身に自信持っていない・コンプレックスを抱えているなどが多いです。

これらの内容について理解しておけば、接しながら許容できるようになるかもしれません。

話を聞く、褒める

自己顕示欲が強い人は否定されたり、意見されたりするのを強く拒否するケースが多く、正面から意見をぶつけると関係性が悪くなるでしょう。

他にも自分の話を聞いてもらって褒められたいとの欲求があるため、聞き役に徹しながら相手の自己顕示欲を満たす対応をするのも有効です。

否定や意見をして対立するのではなく、相手の話しを聞きながら上手にコントロールするにも視野に入れておきましょう。

聞き流す、聴いているふりをする

仕事やプライベートなどで直接関係がある内容は真剣に聞く必要がある一方、自分には関係ない内容なら真面目に聞かない方法もあります。

常に真面目に対応していると聞いているほうにストレスが溜まるため、相手の話しに相槌をしながらも聞き流すのもおすすめです。

注意点としては相手に聞き流しているのがバレてしまうと不機嫌になるので、相手が不機嫌にならない程度に反応はするようにしましょう。

距離をとる

普段から密接な距離にいると話しやすい人として自慢話やマウンティングに付き合わされるため、自己顕示欲が強い人とは適度に距離をとるのも大切です。

常に自分が優位性を確保できる相手を探していることから、マウンティングを取りやすいと判断されると毎日のように相手をさせられるかもしれません。

適度な距離を確保できている状態を保てれば、なかなか話しに付き合ってくれないとわかって離れていきます。

頼る

自己顕示欲が強い人は周りからの評価を非常に気にするため、状況に合わせながら仕事を任せたり、わからない点を質問したりすると喜ぶことが多いです。

頼られている状況は相手よりも自分の立場が優位であると感じやすく、自己顕示欲やプライドが満たされやすいといえます。

ただし、気を使ってあまりにも頼りすぎると距離感が近くなるため、接しやすい相手としてターゲッティングされるかもしれません。

ライバルにならないようにする

ライバルになってしまうと、マウンティングや否定してくるなどの挑発もされます。

相手にしてしまうと積極的に絡んでくるだけでなく、場合によっては脚を引っ張って成績を落とそうとしてくる可能性も考えられます。

脚を引っ張るための工作はその気になると誰でもできてしまうので、せっかく仕事をしていてもどんどん評価が落ちてしまうかもしれません。

この際に相手になってしまうとさらに挑発される可能性もあるため、基本的には相手にせずにマイペースで過ごすのが重要です。

反面教師にする

周りから自己顕示欲が強いと判断されている人を反面教師にして、自分は周りにそう思われないように行動しようとする際の参考になるでしょう。

自己顕示欲が強くても周りと強調できているなら問題ありませんが、実際に職場やチームの雰囲気を乱しているなら問題です。

反面教師にするために接していると相手の言動や行動を研究しながら進められるため、ポジティブに捉えながらコミュニケーションが取れます。

場合によっては訂正する

基本的には適度な距離を保っておくのがライバル視やマウンティングをされないために重要ですが、嘘や偽りが人間関係や業務にまで影響するなら訂正しなければいけません。

誰が指摘するかは状況や自己顕示欲が強い人との関係性で違う一方、訂正しないまま進めていると業務に問題があるなら上司が訂正するのが一般的です。

注意点としては言い方やタイミングについては配慮しなければ、トラブルにつながって職場が混乱してしまう可能性もあります。

自己顕示欲のセルフチェック

自己顕示欲が強いかどうかについてセルフチェックして、周りに迷惑をかけていない判断するのも大切です。

セルフチェック方法としては以下の8点を確認して、そのなかから3点以上当てはまると自己顕示欲が強いかもしれません。

  • 派手な服装や派手な髪形が好き
  • SNSに頻繁に投稿して、フォロワー数などの数字が気になる
  • 周り話しを聞かずに自分の話しをする
  • 説教をする際にはついつい長くなりやすい
  • 声が大きくて注意を受けることが多い
  • 自分よりも注目を浴びている人がいるのが嫌い
  • 人からの指摘やアドバイスを素直に聞き入れられない
  • 物事は自分を中心に進んでいると思い

一つひとつの項目についてセルフチェックして、自己顕示欲が強いか把握しておきましょう。

自己顕示欲が強い場合の対処法

自己顕示欲が強い場合もしっかりと対策ができれば問題なく、状況に合わせながら考え方や対応を柔軟に変化させなければいけません。

対処方法としては以下の4点が挙げられ、落ち着いて受け入れながら行動するのが大切です。

  • ありのままの自分を受け入れる
  • アンガーマネジメントをする
  • 自己顕示欲が強いことは恥ずかしいと理解する
  • SNSと距離をとる

最初からすべての対処法を実践するのは難しいですが、少しずつ自分でコントロールできるように取り組みましょう。

また、自分だけでは本当に対処して改善できているか疑問を抱えている場合、誰かに協力を依頼するのも有効です。

ありのままの自分を受け入れる

なりたい自分を求めすぎると自己顕示欲が強くなる傾向にあるため、ありのままの自分を受け入れて評価するようにしましょう。

理想を追いかけると精神的にも肉体的にも負担が大きくかかるので、現在の自分ができることをしっかりと見つめて行動します。

ありのままの自分でも得意としている部分や周りから評価される部分は存在しており、肩の力を抜きながら周りと協力できるように意識するのが大切です。

アンガーマネジメントをする

自己顕示欲が強い人は自分の怒りや焦りに耐える能力が低い傾向にあるため、怒りの感情を持ったら6秒間ゆっくりとクールダウンする時間を設定します。

怒りの感情が持続するのは6秒間といわれており、6秒間を過ぎると徐々に理性が働いて落ち着くことが可能です。

この怒りをコントロールするのを「アンガーマネジメント」と呼び、仕事でもプライベートでも充実した時間を過ごすためには必要になります。

最初は意識的に取り組みながら、どうすれば周りと落ち着いてコミュニケーションを取れるかについて考えましょう。

自己顕示欲が強いことは恥ずかしいと理解する

過剰な自己顕示欲は恥ずかしいと理解すれば、自然と自分自身の行動や考え方を見直すきっかけになります。

大人になると自己顕示欲を上手にコントロールしながら生活を送れるようになるため、あまりにもコントロールができていないと子どもと判断されるケースは少なくありません。

子どもと判断されてしまうと、仕事やプライベートでも信頼を得るのが難しくなるでしょう。

SNSと距離をとる

自己顕示欲が強いとSNSと密接な関係になる可能性が高く、自己アピールをして周りから認められるツールとして利用する傾向にあります。

最終的にはSNS依存上に近い状態になるケースも珍しくないため、自己顕示欲を抑えるためにもSNSと適切な距離をとるのは大切です。

最初に普段からどれくらいの時間をSNSに費やしているかについて把握して、少しずつでもSNSを見る時間を減らしていきましょう。

自己顕示欲をコントロールしましょう

自己顕示欲は誰でも持っているのは当然である一方、コントロールできていないと成熟した大人ではなく子どもとみられるケースも少なくありません。

周りに強い人が居るなら適度な距離を保つなどの工夫をして、セルフチェックの結果で自分自身が強いなら少しずつ改善できるように取り組むのが大切です。

強くなる原因などについては理解して、相手とどのようにコミュニケーションを取るべきかについて考えておきましょう。