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ダニングクルーガー効果とは一体何か?効果がもたらす影響と回避方法

ダニングクルーガー効果に陥っている社員が多く、悩みを抱える管理者もいるでしょう。自己評価と他者評価の間に大きな認識の違いがあると、会社全体で何かと悪い影響をもたらします。

そこで今回はダニングクルーガー効果による影響と回避方法を中心に解説していきます。

コミュニケーションがより重要視される時代となった今だからこそ、本記事を読んで正しく対処していきましょう。

ダニングクルーガー効果とは?

ダニングクルーガー効果とは本来能力の低い方が自己評価を高くしてしまう現象です。

例えば入社間もない社員が「私は仕事ができる」「先輩社員よりも仕事が早い」と認識してしまいます。結果的に足元を見ず仕事を行い、仕事でミスやトラブルが起きてしまうのです。

その逆もしかり。本来能力の高い中間管理職社員が能力を低く見積もるケースも該当します。

このように自己評価と他者評価における認識のズレは、業務の中で自然と起こっているのは念頭に置いておきましょう。

ダニングクルーガー効果の定義

ダニングクルーガー効果の定義は自分自身を正しく評価できない心理現象を指します。とくに能力が低いにも関わらず自己評価の高い現象を言い、別名「優越の錯覚」「心理的エラー」とも呼ばれているのです。

またダニングクルーガー効果は認知バイアス(自分自身を都合良く考える傾向性)の一つ。思考の偏り・思い込み・先入観とも置き換えられます。

いずれにしても認知のゆがみが生じ、能力に合った結果が得られない状態を指します。

ダニングクルーガー効果の歴史

ダニングクルーガー効果はデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガー二人の実験によってうまれました。両者の名前をそれぞれ取って命名されています。この効果が正式に発表されたのは1999年。いたって最近の出来事と言えるでしょう。

とはいえ、このような効果がまったく定義されていなかったわけではありません。紀元前400~500年代には孔子が「真の知識は自分の無知さを知ることである」と唱えています。

時代が進んで1500年代にはシェイクスピアが「愚か者は自身を賢者だと思い込むが、賢者は自身が愚か者であることを知っている」と発表しています。

広く世界に知られたのは2000年代ではあるものの、実際には偉人たちが似たような言葉を残しているのです。

ダニングとクルーガーの実験

ダニングとクルーガーはアメリカの大学生に対してある実験を行いました。その実験は約240人の学生を対象に開催。

具体的には「論理的思考」「英文法」「ユーモア」3種目の筆記試験を実施しました。解答後には学生自身で自己採点を行い、テストの感触をヒアリング。

結果、自己採点が高いあるいは感触が良かった学生ほど、点数が悪い結果が出ました。加えて自己評価が低い学生ほど、実際の点数が高い結果が出たのです。

ダニングクルーガー効果の対義語「インポスター症候群」

ダニングクルーガー効果に対する言葉としてインポスター症候群があります。

目標を達成したり、周囲から評価されたりしても、必要以上に自分自身を過小評価してしまう現象です。

例えば「目標は達成できたけど、部署の人が協力してくれたから」「褒めてくれたけど、結果が偶然良かっただけ」など、認識のズレを起こしてしまいます。

良い結果が自信へとつながらず、成長の妨げとなってしまうのです。慎ましい日本人によく見受けられ、とくに女性に多い傾向があります。

ダニングクルーガー効果の曲線

ダニングクルーガー効果の曲線とは自信と知恵の相関関係を曲線グラフに表しています。縦軸が自信、横軸が知恵であり、知恵の発達具合に合わせて自信の位置関係を表現しているのです。この曲線は具体的に4つの段階に分かれています。

まず1つ目は「知恵がないのに自信だけある状態」。本来の能力以上に過信している姿です。

2つ目は「現状を知って自信を失っている状況」。知恵がつき世間を知ったことで、気落ちしているステップです。

3つ目は「知恵を深めて自信が回復している状態」。成長を実感して学ぶ喜びがわいている姿です。

最後は「自己評価を正しく行えている状況」。知恵も自信も高まって冷静に自分を分析できています。

このように、ダニングクルーガー効果の曲線には4つのステップがあるのは念頭に置いておきましょう。

ダニングクルーガー効果による影響

ダニングクルーガー効果による影響を解説します。

自分を過大評価してしまう

ダニングクルーガー効果による影響は身のまわりでも日常的に起きています。

例えば自動車の運転。免許を取ったばかりの頃は慎重に運転するため、事故やトラブルが少ないです。しかし初心者マークが外れ数年経つと、慣れが慢心へと生じさせます。結果的に免許取得後3~5年は事故を起こしやすいとも言われています。

同様に仕事においても、入社2~3年目は慣れによるミスが起きやすい傾向も。いずれも能力以上に自分を過大評価してしまうのです。

成長の機会を逃してしまう

ダニングクルーガー効果によってプライドだけが高くなると、成長の機会を逃してしまいます。

自信ばかりが先行するため「もう自分は完璧だ」「自分はデキる人間だから努力する必要はない」と勘違いしてしまうのです。

結果的に必要な努力を行わなくなり、成長が期待できなくなります。管理者側からすると、部下の立ち位置を自分自身で気付かせる対策が必要です。

知識不足に陥る

ダニングクルーガー効果によって、知識不足に陥るケースもあります。能力が伴っていないにも関わらず、博識な人間と勘違いしてしまうのです。

結果的に「自分は理解できたから勉強しなくていい」「知識はあるからもう学ぶ必要はない」などと自己研鑽を怠ってしまいます。

過信した状態で数年が経過し、ようやく能力の低さに気付いた際には時すでに遅し。貴重な時間は失われ、当時横並びであったライバル達に抜かれていくでしょう。

困難に対処できなくなる

能力以上に自己評価が高い人は、困難に対処できなくなります。根拠の無い自信から様々な問題へチャレンジする姿勢は褒めるべきでしょう。

とはいえ、実際に問題が立ちはだかっても、能力が低いゆえに対応できないのです。加えて問題を他責する傾向にあるため、成長していきません。そのため再び同じような問題が起きても、対応できる可能性は極めて低いです。

結果的にトラブルやミスへ臨機応変に対応できない、融通の利かない社員になってしまいます。

コミュニケーションが取りづらくなる

ダニングクルーガー効果によって、コミュニケーションが取りづらくなるケースも出てくるでしょう。

例えば「プライドだけが先行し知ったかぶりが発生した」「上司へ相談せず行動した結果、余計なトラブルが起きてしまった」などのケースもあります。

このような事態が生じてしまうと、上司だけでなく同僚や部下までもコミュニケーションが取りづらくなってしまうのです。結果、仕事が滞りやすくなり、自分の評価が落ちてしまいます。

他者を正しく評価できなくなる

ダニングクルーガー効果に陥ると、他者を正しく評価できなくなります。常に矢印が自分へと向けられているため、他者を冷静に評価できないのです。

「あの人は頑張っているけど自分よりは劣っている」「同僚の彼は自分より能力が低いはずなのに、自分だけ正当に評価されていない」など、自分自身を棚に上げて評価する流れができあがってしまいます。

結果的に他者の良い点から学べず、成長の機会も逃してしまうでしょう。

問題を他責にしてしまう

自分自身で本来の能力以上の評価を下してしまうと、問題を他責してしまいます。自信過剰に陥り、自分の非を認めず相手に責任を押し付けてしまうのです。

例えば「失敗したのは他の社員が頑張らないからだ」「環境が整っていないからだ」など、自分自身を反省せず、他者や環境の責任にしてしまいます。

このようなケースが頻発すると、問題に対処できるスキルは一向につきません。加えて他の人がトラブル対応を行うため、結果的に自分以外の人へ迷惑をかけてしまうのです。

騙されやすくなる

ダニングクルーガー効果に陥ると、人に騙されやすくなります。自分自身を過大評価し、意見や考えに絶対の自信を持っているため、冷静に物事を判断できなくなるのです。

「自分の判断は絶対に正しいから騙されるわけがない」「自分のところにそんな話が来るわけがない」などと根拠のない自信を持ってしまいます。

詐欺の被害はそのような考えがある人ほど遭いやすく、詐欺師も自信家はターゲットにしやすいと言われています。プライドの高さゆえ誰にも相談できず、結果的に深みにはまってしまうのです。

近年は高齢者だけでなく、自信過剰な若年層を狙った被害も続出しています。

ダニングクルーガー効果が発生する原因

ダニングクルーガー効果の発生原因を解説します。

他者の意見を聞き入れない

ダニングクルーガー効果が発生する一つの原因として、他者の意見を聞き入れない点があります。

反省する機会が少なかったり、何か言われても受け付けなかったりすると、次第に自身が認識している能力と他者評価の間に溝がうまれていきます。

最終的に他者が注意や指摘をしなくなると「自分の判断はやはり正しかったんだ」「自分は間違っていないんだ」など、さらにダニングクルーガー効果を誘発させてしまうのです。

そのような事態を防ぐため、近年の採用現場では能力以上に性格を重視するケースが増えています。

誤った自己評価

誤った自己評価によってうまれるケースもあります。本来自己評価と他者評価に認識のズレが起こってはいけません。自分自身を正当に評価できなければ、周囲の人を正しく評価できないからです。

自己評価を誤る原因としては「自分はできる人間と思われたい」「ミスをしてカッコ悪い自分を見せたくない」などプライドが高く、悪い意味で優等生な気質があります。

結果的に自分を高く見積もり、周りが見えなくなってしまうのです。

他責思考

ダニングクルーガー効果は他責思考が原因で発生します。

そもそも人は何か問題が起きた際、責任を他人へ押し付けやすいと言われているのも事実。自分を守る気質が強かったり、自分を正当化する傾向にあったりするためです。そのような他責思考が一般的となってしまえば、ダニングクルーガー効果に陥りやすいと言えるでしょう。

とくに日本人は他責思考が強い傾向にあります。自分から積極的に物事を進めていく気持ちが他国より弱いため、必然的に他責思考になってしまうのです。

人任せ、国任せが日常化しているからこそ、日本は世界と比べても経済成長や意思決定が遅いと言われてしまうのでしょう。

ダニングクルーガー効果に陥りやすい人の特徴

ダニングクルーガー効果に陥りやすい人の解説です。

他責思考な人

ダニングクルーガー効果に陥りやすいのは他責思考が強すぎる人です。

ビジネスマンにとって自己分析は欠かせません。自分自身を振り返り見つめ直していけば、成長につながっていきます。

しかし、他責思考であると自分をかえりみないため、当事者意識が低下してしまうのです。「誰かが代わりにやってくれるだろう」「この問題は自分には関係ない」などと自己判断し、行動を起こしません。

結果的に成長が遅れ、自信だけが先行してしまいます。

メタ認知(客観視)の能力が低い人

メタ認知能力が低い人はダニングクルーガー効果に陥りやすいです。メタ認知とは自分自身を客観的に見れている状態を指します。客観的に見れていれば、正しい判断で行動に移せるでしょう。

一方客観視の能力が低い人とは、自分を客観的に分析できる能力が著しく低い状態です。「自分は大丈夫だ」「私は仕事ができる」など、主観で物事を判断してしまう傾向にあります。

結果的に他者評価と自己評価に溝がうまれ、仕事がスムーズに運ばなくなるのです。

他人の意見を聞かない人

他人の意見を聞かないあるいは聞く機会が無い人はダニングクルーガー効果に陥りやすいです。

自尊心の高い人は他人の意見に耳を傾けません。アドバイスを送ったり間違った点を指摘したりしても、聞く姿勢を見せないでしょう。

または表面上は聞いているように見えても、話を右から左へ受け流しているかもしれません。結果的に能力が上がらず、プライドだけが高くなっていくのです。

そして、テレワークが普及した世の中も大きく影響しています。社員同士の交流が無くなったため、自分の意見に固執してしまいがちです。

このような時代の変化も影響し、ダニングクルーガー効果に陥りやすくなっているのかもしれません。

原因を突き詰めない人

ダニングクルーガー効果に陥りやすいのは原因を突き詰めない人です。起きた現状に対して向き合う気持ちの強さが欠けており、振り返りができません。反省を行わないために、結局同じ過ちを起こしてしまいます。

また、このような人達は成功した際も振り返らない傾向にあります。「もうやりきったからいいな」「自分の力だったら次もできる」などと過信するため、同じ成功を繰り返せないのです。

結果的に自身の能力と他者評価や結果にズレがうまれ、経験や実績が蓄積されていきません。

目標やプロセスが定まっていない人

目標やプロセスが定まっていない人はダニングクルーガー効果に陥りやすいです。進むべき道が決まっていなければ、自分自身を客観視できません。目標に対してどれくらい達成しているかの進捗具合も確認できないのです。

結果的にすべて自分軸で判断する習慣がついてしまいます。自身の判断が習慣化すると「自分は偉いんだ」「下した判断は間違えていないんだ」などと王様気質になってしまいがち。

そのためにも、行動を移す前には目標やプロセスの決定が重要です。

ダニングクルーガー効果が影響するシーン

ダニングクルーガー効果が影響する場面の解説です。

ビジネス

ビジネスの世界ではダニングクルーガー効果が影響するシーンは多いです。

とくに現在の日本はいまだに年功序列の名残が残っています。能力に関係なく社歴で評価される会社も多いため、効果が影響するシーンは多々見受けられます。

また、評価制度に不満を持っている会社は数え切れません。「成績を残しているのになかなか昇進しない」「上司に気に入られただけで出世している」などはよくある声です。

となると、自分の能力を客観視せず、自身を過大評価する社員が出てくるのは言うまでもありません。

このように、ビジネスではダニングクルーガー効果が影響する場面は多いです。

投資

ビジネス同様、投資の世界でもダニングクルーガー効果が影響するシーンは多いと言えます。

投資は自分自身を客観視できるかどうかで決まる世界。主観的になってしまっては失敗してしまうでしょう。

典型的な例は投資初心者です。投資初心者が一時的に成功するケースはよくあります。いわゆるビギナーズラックが起こるのです。本人は自分に能力があると勘違いし、前回よりも何十倍以上の金額を投資していきます。

とはいえ、初期の成功は運であったため、結果的に大損してしまいます。謙虚な姿勢が重要と思い知らされる瞬間です。

ダニングクルーガー効果がもたらすメリット

ダニングクルーガー効果のメリットを解説します。

自信を持てる

ダニングクルーガー効果は自信を持って取り組めるメリットがあります。過信する人は一般的には他人からよく思われない傾向があるでしょう。

しかし、裏を返せば「何事も積極的にチャレンジできる」「持ち合わせている能力以上の仕事にも挑戦できる」などとも捉えられます。とくに新規事業を立ち上げる際や起業する場合は、リスク覚悟で挑戦していかなければいけません。

自信を持った人がいれば先頭に立って行動でき、周りにもポジティブな雰囲気が流れていくでしょう。自信を持った人はエネルギッシュであり、そのような未発達の環境では重宝されるかもしれません。

発言力や行動力が身につく

ダニングクルーガー効果の影響によって発信力や行動力が身につくケースもあります。

自信家な人は自身の能力に関わらず積極的に行動していきます。チャレンジの回数が増えれば、失敗する回数も増えるでしょう。

とはいえ挑戦を重ねていけば、行動の質が高くなって周りの評価も上がっていくのです。

結果的にリーダーとして重要な発信力も身に付き、挑戦が必要な環境では欠かせない人物となります。

ダニングクルーガー効果を回避する方法

ダニングクルーガー効果の回避方法を解説します。

ダニングクルーガー効果の原因を知る

ダニングクルーガー効果を回避するには、原因を正しく把握していきましょう。

主な原因は自分と向き合う時間の不足です。ひとりになって考える習慣がつけば、冷静な自分を保つ力も身に付いてきます。「なぜ今回失敗したのか?」「次回同じトラブルを繰り返さない方法は何か?」を自問自答していきましょう。

自分を振り返る癖が身に付けば、謙虚な姿勢でいられるはずです。結果的に能力と同じ自己評価を下せます。

メタ認知

ダニングクルーガー効果を回避する方法のひとつとして、メタ認知トレーニングの実施がおすすめです。メタ認知トレーニングは目の前の相手と認識事項を確認する作業になります。

例えばAさんとBさんの二人がいるとしましょう。Aさんは「サッカーについて詳しく知っている」と認識しています。そこでBさんは「サッカーがうまれた国はどこ?」「今日本の監督は誰?」などの質問をいくつか投げかけます。どれだけ回答できるかによって、現状の知識が把握可能。正答数が少なければ、Aさんに気付きを与えられるのです。

メタ認知トレーニングは組織やプロスポーツの世界でも実践されはじめている、注目のトレーニングになります。

多くの人と関わりを持つ

ダニングクルーガー効果を回避するには、多くの人と関わりを持っていきましょう。一人で仕事する時間が増えたり、同じコミュニティで過ごす時間が日常的になったりすると、一つの考え方に凝り固まってしまいます。

結果的に自分を見直す機会が減り、自己評価だけが高くなる原因にもなるのです。そのためにも自分と考えが違う方や年齢が離れている方とも、積極的に交流を持っていきましょう。

他者の意見を受け入れる

ダニングクルーガー効果を回避するためには、他者の意見もすすんで取り入れる気持ちが大切です。自尊心が高い人にとって他人からアドバイスされたり、指摘されたりするのは抵抗があるでしょう。

しかし、周囲の意見を認めていかなければ、視野は広がっていきません。模範となる人から吸収する機会を失い、成長の妨げとなります。

そのためにも1対1で話す機会を増やし、偏見をなくしていく作業が必要です。

客観的な指標を持つ

ダニングクルーガー効果を避けるために、客観的な指標を利用するのも効果的です。上司が口頭でアドバイスや指摘をしても、本人の耳に届かないケースもあるでしょう。

そこで数字やデータで明確にしていけば説得力が増していきます。より論理的な情報を見れば、本人の考え方や立ち位置を見直すはずです。

とはいえ数値やデータばかり伝えても発想力に欠けてしまいます。そのため、あくまで参考程度に伝えていきましょう。

フィードバックの習慣化

ダニングクルーガー効果の回避方法として、フィードバックの習慣化があります。フィードバックを定期的に行っていくと、自身の考え方が広がっていきます。

結果、本来の能力を発揮できるのです。そのためにも管理者はフィードバックの機会をつくっていきましょう。

また、管理者はフィードバックの際、本人に「なぜ?」と問いかけるのがおすすめです。自分で考える癖がつき、客観的な視点が身に付きます。

ダニングクルーガー効果に正しく対処していきましょう

ダニングクルーガー効果は能力の低い方が自己評価を高くしてしまう現象です。ビジネスやプライベートではよく見受けられ、対処方法に困るケースも多いでしょう。

主な原因は他者の意見を聞き入れなかったり、交流が減って考え方に固執したりする場合が一般的です。

そのためにも、メタ認知トレーニングや1on1の導入を検討するのが重要と言えます。いずれも広い視野で物事の全体像を捉えられる力が身に付く手法です。

現在は採用企業が増えているのも事実。ポイントをおさえてぜひ導入を検討してみましょう。