コラム

人事関連でお役に立つ情報を掲載しています。ぜひご活用ください。

  1. トップ
  2. コラム
  3. 製造業
  4. 製造業でやりがいを得られる瞬間は?働くメリットと向いている人を解説

製造業でやりがいを得られる瞬間は?働くメリットと向いている人を解説

日本は「ものづくり大国」と呼ばれる背景からも、世界の中でも製造業には絶対的な自信を持っています。その中で製造の現場で働きたいと考える方は多いはずです。

とはいえ、仕事のやりがいや大変なところはどこでしょうか。そこで今回は製造業の特徴や向いている人も含めて解説していきます。

製造業のやりがい

ここからは製造業のやりがいを解説します。

専門的な知識やスキルが身に付く

製造業の現場では専門的な知識やスキルが身に付きます。商品についての知識はもちろん「どうやったら早く製造できるか?」「より質の高い商品をうみ出せるか?」などを考えて業務に取り掛かるうちに、ものづくりに必要な技術や能力が習得できます。

加えて、製造業にはチームワークが不可欠です。自分だけでなく周囲を意識して取り組む必要があるため、仕事に欠かせない全体像をつかむスキルが身に付きます。

以上のように、一見すると製造業は単純作業で学びが少ないと思われがちですが、様々な知識やスキルを習得できるのです。

スキルアップできる

製造業はスキルアップしやすい職業としても有名です。実際に未経験からはじめて責任者を任される方も多い業界。製品・作業マニュアルが完備されているため、一から始めやすいのです。

加えて、前述の通り製造業はビジネスマンに大切なチームワーク構築スキルや考える力が身に付きます。習得した知識やスキルをもとに同業他社へ転職しても、存分に技術や能力を活かせるわけです。そのような事実からも、製造業に魅力を感じる方は多いです。

自分が関わった商品を店舗で見ることができる

製造業は自分が関わった商品を間近で見られるのも大きなメリットです。必死に働いてつくったものが店頭に並んでいれば、嬉しさこの上ないでしょう。

例えば、サービス業であれば目に見えない付加価値を提供するため、場合によってはやりがいを感じられない場合もあります。お客様の笑顔という形で実感を得られるかもしれませんが、必ず現場に立ち会えるわけではありません。

一方で製造業であれば店舗で商品を確認できるケースも多いため「これは自分が作成した」「箱詰めを担当した」と愛着がわき、さらに仕事へのモチベーションがわいてきます。

様々な作業を行うことができる

製造業には様々な工程があります。一般的にイメージするものづくりの他にも企画・営業・点検など多岐に渡ります。「いろんな仕事がしてみたい」「どうせならものづくり以外の仕事にもチャレンジしていきたい」などの希望が通りやすいのが事実。なぜなら、製造業は一人がカバーする業務の幅が広く、担当分野が多岐に渡るからです。

加えて管理者の世代交代も急務である現状からも、早い段階から様々な仕事に挑戦できます。製造業には単純作業のイメージを持たれやすいですが、以上のように実際はいろんな仕事にチャレンジ可能です。

達成感を得やすい

製造業は達成感を得られやすい職業でもあります。目に見える形で完成されていく商品を見ると「もっと質の高い商品をつくれるように頑張ろう」「次はさらに早く完成させよう」とやりがいを感じられやすいです。

また、製造業は倉庫で黙々と作業を行うと思われがちですが、実際は同じ空間で多くの人とやりとりして作業を進めていきます。チームで仕事に取り組むため、目標が達成した瞬間は喜びを共有できるのです。個人の成長が組織の成長を呼ぶ背景からも、製造業は充実感を味わえる仕事と言えます。

製造業の特徴

続いて製造業の特徴を解説します。

未経験・学歴不問のことが多い

製造業は未経験かつ学歴不問でも採用されるケースが多いです。知識や経験よりも、性格や勤務姿勢を見ている企業が大半のため、たとえ実務経験がなくても問題ありません。

「製造に特化した大学を出ていなければだめなのでは?」「特別な資格を持っていないと入社できないのでは?」などの心配も不要です。マニュアルが完備されているだけでなく、研修や勉強会制度が整っています。

加えて段階的にスキルアップできる環境であるため、最初から無理難題を押し付けられることもありません。未経験からはじめるなら、製造業も視野に入れておくと良いでしょう。

給与や社員登用などの待遇面が良い

製造業は給与や社員登用などの待遇面が良い業種です。給料面は「安定の製造業」と言われる背景からも、働き方によってバランスの取れた収入が見込めます。さらに特殊勤務手当・資格手当・深夜手当など、各種手当の質も高いため、安心して働けるのも魅力です。

また、製造業は派遣社員や契約社員として採用されるケースも多いですが、正社員への登用も多い業界です。普段の頑張り次第が評価されやすい職場と言えるでしょう。

プライベートの時間も確保しやすい

製造業はプライベートの時間も確保しやすい業界として有名です。「深夜まで休みなく働いているのではないか?」「休みも削って出勤しているだろう」など、製造業はネガティブなイメージを持たれがちですが、休日も充実させられます。

なぜなら、製造業は基本的にメーカーの休みに合わせるからです。メーカー稼働時に工場や会社を空けるため、自然とカレンダー通りの休みになります。長期休暇で旅行に行ったり家族サービスをしたりできるのも製造業のメリットです。

単純作業だけではなく様々な作業を行う

製造業は単純作業だけでなくイレギュラーな業務にも日々対応していきます。例えば、カスタマセンターで商品の問い合わせを担当する場合、クレーム対応を行う場面も出てくるでしょう。マニュアルに基本的な対応方法は書かれていますが、臨機応変に対応する必要があるのです。

製造業は決まりきった作業とイメージされるものの、このように頭を使って対応しなければいけない場面も多くあります。とはいえ、問題をクリアした際には製造業のやりがいを感じられる瞬間でもあるのです。

人間関係のストレスが少ない

製造業は比較的人間関係のストレスが少ない業種になります。仕事相手にするのがモノであるため、一日の中で人と関わる時間が短いです。

たとえ職場でチームワークを大切にすると言っても、他の業界に比べるとコミュニケーションの機会は少ないのが現状。「人と話すと気疲れする」「できれば人と会話せず黙々と作業する職場がいい」などの希望をお持ちの方は製造業が適していると言えます。

結果的に仕事が長続きし、やりがいへとつながっていくのです。

製造業の大変なところ

ここからは製造業の大変なところを解説します。

残業が多い

製造業は残業がかさむ場合もあります。取引先からのイレギュラー対応や生産数増加による時間外の工場稼働によって、定時以降も働くケースもあるのです。残業によって身体的に苦しく感じるケースもあるかもしれません。

しかし、現在は政府の働き方改革により残業が厳しく見直された結果、実働8時間の労働時間を厳守する企業も増えています。残業が多い会社ばかりではないため、働く前にチェックしておきましょう。

交代勤務制で生活リズムを整えにくい

製造業は交代勤務制で生活リズムが整えにくい業種でもあります。24時間体制で稼働している工場の場合は基本的に朝・昼・夜のシフト制です。

例えば、夜勤務が続けば良いものの、夜勤務の翌日に昼勤務となるシフトもあります。必然的に生活リズムが乱れ、睡眠時間が安定しない場合もあるでしょう。交代勤務制で働く場合は食生活や睡眠の質を高める工夫も必要です。

個人の実績がわかりづらい

製造業は個人の実績がわかりづらい点に不満を感じる人も多いです。明確な数字目標はチーム全体で設定されるケースが多く、社員評価は日々の勤務姿勢で見られるのが一般的と言えます。

営業や販売のように明確な数字を持たされるわけではないため、イメージ通りの評価が下されない場合もあるでしょう。とくに老舗企業では依然として年功序列を採用している企業も多くあります。

製造業に向いている人

製造業の人事考課表についてはこちら↓

続いては製造業に向いている人を解説します。

地道な作業が好きな人

地道な作業が好きな人は製造業に向いています。一般的にものづくりの現場では同じ作業の連続です。毎日同じモノをつくる日もあれば、1ヵ月間同じ場所で同様の点検作業を繰り返す場合もあります。日々コツコツ同じ作業を続けても集中力が維持できる方は適していると言えるでしょう。

また、確認作業や報告が多い業種です。物事に慎重な方や注意深い方も向いています。

ひとりで作業をすることが好きな人

ひとりでの作業が苦にならない人は製造業に適しています。基本的に一日の中で一人でいる時間が大半です。「一日ほぼ誰とも話さなかった」「丸一日商品とにらめっこだった」などの声も聞かれるほど。周囲に誰も居ない環境でも、集中して業務に取り組める方は製造業に挑戦する価値ありです。

反対に毎日誰かと話して仕事を進めたいと考えている人は苦痛に感じてしまうかもしれません。

小さなことでも目標をみつけ、やりがいを感じられる人

自分自身で目標を見つけ、やりがいを感じられる人は製造業に向いています。製造業は個人に明確な数値目標を持たされるわけではありません。日々任された業務を行っていくのですが、その中でも自分自身で積極的に目標を立てられる人は長く続いています。

例えば「今日はパソコンマウスを200個組み立てよう」「完成したデスクトップモニターを30台最終点検しよう」など。自主的に目標を立て、達成感を得られる人が製造業に向いています。

専門的な知識や経験を身につけたい人

これから専門的な知識や経験を身につけたい人は製造業がおすすめです。製造の現場で経験を積めば、モノの扱い方を学べるだけでなく資格取得も目指せます。

例えば、国家資格である危険物取扱者・電気工事士・衛生管理者などの資格を取得しておけば、業界全体でも重宝されるのです。信頼性の高い資格のため、転職でも役に立ちます。

このように、製造業で働けば専門的な知識が学べます。

給与・雇用形態など待遇面を重視している人

給与・雇用形態などの待遇面を重視したい人は製造業を視野に入れると良いです。製造業の平均年収は384万円であり、全体の平均年収360万円よりも約30万円上回っています。(厚生労働省発表「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」より)

各年代の年収を見ても、年齢の上昇とともに年収はアップしているのです。長く働ければ評価される業界であり、前述したとおり待遇面でも期待が持てる環境と言えます。

プライベートの時間も大切にしたい人

プライベートの時間も大切にしたい人にも最適です。ある製造業の企業では「子供の用事があっても休みやすい」「土日祝日休めるので趣味の時間も充実している」といった声も聞かれます。

実際に働いて製造業に対するイメージが変わったと答える方も多く、現在は製造業にありがちなネガティブな印象とは変わっているのが現状です。自分の時間も大切にしたい人は製造業も候補に入れておきましょう。

体力がある人

体力がある人は製造業がおすすめです。重いものを運ぶ作業や一日中現場を移動する仕事もあるため、何かと体力が必要とされる仕事になります。

加えて、夜勤作業が発生する企業であれば、イレギュラーな生活に耐えられるだけの体力も必要となるのです。体力が落ちて休んでしまうと、周囲の方に迷惑を掛けてしまうでしょう。

このように製造業は体力がある人に向いており、反対に体力に自信がない人は慣れるまでは苦労するかもしれません。

製造業の特徴を理解して、適正を確認しましょう

製造業は単純作業の繰り返しとイメージされがちです。しかし、専門的なスキルや知識が身に付き、給与や社員登用などの待遇面が優れている業界になります。「安定した環境で働きたい」「将来のために給料を上げたい」と考えている方は製造業界が最適です。

また、製造業は未経験・学歴不問としている企業も多いため、チャレンジしやすいのも特徴。ぜひ興味を持っていただき、製造業への転職を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。